有給休暇を取った月の給与明細を見て、「いつもより少ない気がする」と感じたことはありませんか。有給の日の給料は、法律で決められた3つの方法のどれかで計算されます。
有給の日の給料を決める3つの方法
労働基準法では、有給休暇の日に払う賃金を次のどれかで計算すると決めています。どれを使うかは、就業規則などで定めておく必要があります。
- 通常の賃金:その日に予定どおり働いたらもらえた給料。時給1,200円で5時間のシフトなら、6,000円です
- 平均賃金:直近3か月の賃金の合計を、その期間の暦日数(休みの日も含めた日数)で割った額
- 標準報酬日額:健康保険の標準報酬月額を30で割った額。会社と従業員の代表との労使協定が必要です
パートで差が出やすいのは「平均賃金」
平均賃金は、休みの日も含めた日数で割るため、週の勤務日数が少ない人ほど低くなりやすい計算です。時給や日給で働く人には、低くなりすぎないよう最低保障の計算もあります。
シフトで1日の時間が日によって違う場合、通常の賃金では、有給を取った日に予定されていた時間で計算します。会社がその都度、低くなる方法を選ぶことはできません。
明細を見て気になったら確かめること
- 就業規則や労働条件通知書に、有給の日の賃金の計算方法が書かれているか
- 有給を取った日の時間や金額が、明細に正しく載っているか
- 有給を取ったことを理由に、皆勤手当などを減らされていないか
有給を取った人に不利な扱いをしないことも、法律で求められています。有給の基本は 有給休暇は誰でも取れる?、日数の数え方は パート・アルバイトの有給休暇日数の数え方、明細の見方は 給与明細の見方と控除のチェックポイント を参考にしてください。
自分で計算して確かめたくても、3か月分の明細を並べるのは手間がかかります。今はパソコンが苦手な人でも、チャットでひと言たのむだけで表にまとめられます。「この3か月の給料を表にして」と伝えるだけで動いてくれる部下になるAI、AIKOAIがおすすめです。
困ったときの相談先
- 労働基準監督署:有給の日の賃金が正しく払われていないときに相談できます。
- 総合労働相談コーナー:各地の労働局や監督署にあり、予約なしで相談できます。
- 法テラス(日本司法支援センター):未払い分の請求などを、無料の法律相談で聞けます。
有給休暇は、きちんとお給料が出るお休みです。計算方法を知って、安心して使ってくださいね。