ボーナスの支給額を聞いて楽しみにしていたのに、振り込まれた額は思ったより少なかった。そんな経験はありませんか。賞与からも、毎月の給料と同じように保険料や税金が引かれます。
ボーナスから引かれるもの
賞与の明細では、主に次の項目が差し引かれます。
- 健康保険料:40歳から64歳の人は、介護保険料も加わります
- 厚生年金保険料
- 雇用保険料
- 所得税
毎月の給料と違って、住民税は賞与からは引かれません。住民税は前の年の所得をもとに決まり、毎月の給料から分けて引かれるしくみだからです。
社会保険料の決まり方
健康保険料と厚生年金保険料は、賞与の額から1,000円未満を切り捨てた「標準賞与額」に、保険料率をかけて計算します。保険料は会社と半分ずつ負担します。雇用保険料は、賞与の額にそのまま料率をかけます。
毎月の保険料の決まり方は 標準報酬月額の仕組み で紹介しています。産休や育休の間は、条件を満たすと賞与の社会保険料も免除されます。
所得税の決まり方
賞与の所得税は、前の月の給料から社会保険料を引いた額と、扶養している家族の人数から、国税庁の表で率を決めます。その率を、賞与から社会保険料を引いた額にかけて計算します。
前の月の給料が少なかった人と多かった人では、同じ賞与の額でも税金が変わることがあります。引かれすぎた分は、年末調整で調整されます。
明細で確かめたいこと
- 支給額と、差し引かれた項目の合計が合っているか
- 扶養している家族の人数が、会社に正しく伝わっているか
- 賞与の額や支給の条件が、就業規則のとおりか
明細の読み方は 給与明細の見方と控除のチェックポイント、支給されなかったときは 賞与・ボーナスがもらえないときに確認すべきこと を参考にしてください。
去年と今年の明細を並べて比べるのは、意外と手間がかかります。今はAIにくわしくない人でも、チャットでひと言たのむだけで数字をまとめられます。明細の金額を伝えて「去年と比べた表にして」とたのめば、わかりやすいファイルにしてくれる実行型AIのAIKOAIが便利です。
困ったときの相談先
- 会社の給与担当:明細の項目や計算の内訳を確かめられます。
- 年金事務所:社会保険料の決まり方について相談できます。
- 税務署:賞与の所得税や年末調整について聞けます。
- 労働基準監督署:就業規則で決まった賞与が払われないときに相談できます。
しくみが分かれば、明細の数字にも納得しやすくなります。ボーナスの使い道を考える前に、一度じっくり見てみてくださいね。