お風呂に入っているとき、家族と食事をしているとき、休みの日の朝。そんな時間に上司や同僚から仕事の連絡が届いて、返さないと悪い気がして落ち着かない。多くの人が一度は経験する悩みです。返信しないと評価が下がるのでは、と気を張ってしまうのも自然なことですよね。
時間外の連絡は「労働時間」になることがある
勤務時間外に仕事の指示を受けたり、対応したりした時間は、状況によっては労働時間にあたります。
- 会社から返信や対応を命じられ、それに従った時間は、労働時間と考えられる
- 数分の返信でも、毎回続けば積み重なって大きな時間になる
- 「すぐ返せるようにしておいて」と待機を指示される場合も、拘束の程度によっては労働時間にあたる
- 労働時間であれば、残業代や休日手当が必要になる可能性がある
覚えておきたいこと。会社の指示で行った時間外の対応は、「好意でやった」ことにはなりません。まず、自分が何分対応したかを知ることが大切です。
返信しなければいけない?
就業規則や雇用契約書に、時間外の連絡対応についての決まりがあるかを確認しましょう。決まりが特になければ、勤務時間外の連絡に必ず応じる義務があるとは言い切れません。
- 就業規則や労働条件通知書に、緊急対応や待機の記載があるか見る
- 緊急時だけ対応する、と決まっている職場も多い
- 手当が出ているなら、対応が前提とされている場合もある
角が立たない伝え方
- 「時間外は確認できないことが多いので、急ぎの場合は出社後に対応します」
- 「緊急の連絡は電話をいただけますか。それ以外は翌営業日に確認します」
- 連絡手段と、返信できる時間帯を、先に共有しておく
- 業務用のアカウントと、私用のアカウントを分けておく
最初に基準を伝えておくと、後から断るよりもずっと言いやすくなります。
記録を残しておく
- 連絡が来た日時と内容のスクリーンショットを保存する
- 対応した時間をメモし、日付ごとに記録しておく
- 残業代の請求や相談をするときの根拠になる
関連する話題は、勤務間インターバル制度の記事や、残業代の請求の記事も参考にしてください。
困ったときの相談先
- 労働基準監督署:時間外の対応が労働時間にあたるかや、残業代の未払いについて相談できます
- 法テラス:未払い分の請求や職場との交渉について、無料の法律相談を案内してもらえます
- 警察相談専用電話 #9110:執拗な連絡や、脅すような内容を受けたときに相談できます
- 自治体の女性相談窓口:職場の人間関係や、働き方の悩みを話せます
休む時間を守ることは、長く働き続けるための大切な土台です。