「年金をもらいながら働いたら、年金が減らされるって聞いたけど本当?」——そんな不安を抱えたことはありませんか。せっかく元気に働けるのに、年金が減るかもしれないと思うと、どのくらい働けばいいのか迷ってしまいますよね。仕組みを知っておけば、必要以上に働き方を制限しなくて済むかもしれません。
在職老齢年金とは
- 厚生年金に加入しながら働く人が対象になる、年金と給料の合計額に応じて年金の一部または全部が支給停止になる仕組み
- 対象になるのは厚生年金保険に加入して働いている人で、国民年金(基礎年金)だけを受け取っている人は対象外
- 支給停止になるのは老齢厚生年金の部分であり、老齢基礎年金は原則そのまま受け取れる
パートやアルバイトでも、勤務先の社会保険に加入していれば対象になり得ます。逆に、社会保険の加入要件を満たさない働き方であれば、この仕組みの影響を受けません。
減額の目安を知っておく
- 減額されるかどうかは「年金の月額」と「給料(賞与を含めた月収換算)」の合計で判断される
- 合計が一定の基準額を超えた部分について、超えた額の半分が年金から差し引かれる
- 基準額は毎年度見直されるため、正確な金額は年金事務所やねんきんネットで確認するのが確実
覚えておきたいこと。年金が減るのは「基準額を超えた部分」だけです。少し働いただけで年金が全額なくなるわけではないので、働くこと自体を過度に恐れる必要はありません。
働き方を決める前に確認したいこと
- 勤務先の社会保険に加入する働き方かどうかを、雇用契約書や勤務先の担当者に確認する
- ねんきんネットや年金事務所で、自分の年金額と見込み収入を伝えて概算を教えてもらう
- 扶養や健康保険の切り替えなど、年金以外の制度にも影響が出ないか合わせて確認する
働く時間や収入を自分で決められる立場であれば、年金事務所に相談しながら無理のない範囲を見つけていくのが安心です。
困ったときの相談先
- 年金事務所:在職老齢年金の具体的な減額額や手続きについて相談できます。
- 労働基準監督署:働き方や雇用契約に関する相談ができます。
- 法テラス(日本司法支援センター):無料の法律相談の入り口になります。
- 各自治体の女性相談窓口:暮らしやお金に関する悩みを幅広く相談できます。
一人で悩まず、まずは年金事務所に今の状況を伝えてみてください。見込み額が分かるだけで、不安が軽くなることもあります。