職場の先輩や上司から、特定の宗教の集まりや政治活動のイベントに誘われて困っていませんか。好意で誘われているだけに、はっきり断ると関係が気まずくなりそうで、つい曖昧な返事をしてしまう人も多いはずです。でも信じるもの・支持するものを選ぶ自由は、誰にでも等しく守られています。

知っておきたい前提

  • 信教の自由・思想良心の自由は憲法で保障されており、誰にも強制されない権利がある
  • 業務とは関係のない勧誘を断っても、それ自体を理由に不利益な扱いを受けるいわれはない
  • 職場の上下関係を利用した執拗な勧誘は、ハラスメントにあたる場合がある

角を立てずに断る言い方

  • 「ありがとう、でも自分はそういうのはしない主義なので」とシンプルに伝える
  • 具体的な理由を聞かれても、深入りせず「合わないと思うので」で区切る
  • しつこく誘われるときは「もう誘わないでほしい」とはっきり伝えてよい

覚えておきたいこと。一度断ったのに繰り返し誘われる場合は、あなたの対応が悪いのではなく、相手の誘い方に問題があります。

繰り返し誘われるとき

  • 誘われた日時・内容・誰からだったかを簡単に記録しておく
  • 直属の上司から誘われて断りにくいときは、さらに上の上司や人事に相談する
  • 業務時間中の勧誘が続くようなら、会社として対応してもらえる可能性がある

困ったときの相談先

  • 労働基準監督署:職場でのハラスメントに関する相談窓口を案内してもらえます。
  • 法テラス(日本司法支援センター):無料の法律相談の入り口になります。
  • 警察相談専用電話(#9110):しつこい勧誘やつきまといの相談ができます。
  • 各自治体の女性相談窓口:職場の人間関係の悩みを幅広く相談できます。