終業後の飲み会や懇親会に「みんな来るから」と誘われて、断りづらい思いをしたことはありませんか。家庭の予定や体調があっても、空気を読んで参加してしまう方も多いと思います。でも、飲み会への参加は本来、あなたが自分で決めていいことです。
飲み会は仕事なの?
懇親会や飲み会は、基本的には業務ではなく任意の付き合いです。参加するかどうかは本人の自由で、参加しなくても評価や待遇で不利に扱われるべきではありません。
ただし、次のような場合は話が変わってきます。
- 上司の指示で参加が事実上義務になっている
- 欠席すると叱られたり、評価を下げられたりする
- 会の中で準備や片づけ、接待などの業務をさせられる
- 会議や研修の延長として行われている
こうした場合は、会社の指揮命令のもとで過ごす時間として、労働時間にあたる可能性があります。その場合は賃金や残業代の対象になることもあります。
断りたいときの伝え方
- 「先約があるので、今回は失礼します」と短く伝える
- 理由を細かく言う必要はなく、「家の都合で」で十分
- 代わりに、ランチや挨拶の場には顔を出すと伝えるのも一案
- 断った日時や言われた内容を、メモに残しておく
ポイント:「参加は任意」と言いながら、欠席すると不利益があるなら、それは任意とはいえません。やりとりは記録しておきましょう。
参加するなら気をつけたいこと
- 帰りの時間や終電を先に決めて、無理のない範囲で切り上げる
- 二次会や三次会は、断って構わない
- 飲めないときは、最初に「今日は飲まないんです」と伝えておく
お金や体のことも大切に
会費の負担も気になるところです。会費を給料から勝手に引かれる場合は、事前の同意や労使協定がなければ問題になることがあります。また、お酒を無理に勧められたり、飲めないのに強要されたりする場面は、ハラスメントに当たることもあります。
困ったときの相談先
ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。状況に合わせて頼ってください。
- 労働基準監督署:労働時間や賃金の扱いについて無料で相談できます
- 法テラス:法的なトラブル全般の情報提供や相談窓口の案内をしてくれます
- 警察相談専用電話 #9110:身の危険や不安を感じるときの相談窓口です
- お住まいの自治体の女性相談窓口:職場の悩みも含め、やさしく聞いてくれます