職場で転んで怪我をした、業務中に思わぬ被害を受けた——そんなとき「自分の保険で何とかするしかない」と思い込んでいませんか。実はアルバイトやパートでも、働き方に関わらず労災保険を使える場合があります。まずは知っておくだけで、いざというとき落ち着いて動けます。
労災保険はアルバイト・パートでも対象
- 労災保険は正社員かどうかに関係なく、雇われて働く人であれば加入対象になります
- 「入っていない」と言われても、実際は事業所単位で加入義務があるため、あなたの手続きの有無は関係ありません
- 通勤中の怪我、業務中に受けた被害、職場での事故なども対象になり得ます
覚えておきたいポイント:労災保険の保険料は会社が全額負担するものです。申請したことであなたが不利益を受ける理由にはなりません。
「うちは対象外」と言われたときの考え方
「個人事業主扱いだから」「労災には入っていない」と言われることがありますが、実際に勤務先の指示で働いている実態があれば、契約の名目にかかわらず労災の対象になる可能性があります。すぐに諦めず、まずは怪我の状況・日時・経緯を分かる範囲でメモしておきましょう。
怪我をしたときにやっておきたいこと
- いつ・どこで・どんな状況で怪我をしたかを、スマホのメモに残しておく
- 可能であれば怪我の写真を撮っておく
- 病院を受診した場合は領収書・診断書を保管しておく
- 勤務先とのやり取り(メールやメッセージなど)もスクリーンショットで残す
これらは後から労災を申請するときに役立つ記録になります。勤務先が申請に協力してくれなくても、労働者本人が直接申請することもできます。
困ったときの相談先
- 労働基準監督署(労基署):労災保険の申請方法や、勤務先が協力してくれない場合の相談ができます
- 法テラス:無料の法律相談で、労災に関する権利を弁護士に確認できます
- 警察相談専用ダイヤル #9110:暴力被害など身の危険を感じるときの相談先です。緊急時は110番を
- 各自治体の女性相談窓口:気持ちの面も含めて話を聞いてもらえます