給与明細を見るたびに、健康保険や厚生年金でこんなに引かれているのかと驚いたことはありませんか。何のための保険なのか、自分が加入する条件を満たしているのかがわからないまま働いている人も少なくありません。まずは全体のしくみを知っておきましょう。
健康保険と厚生年金は何のためにある?
- 健康保険:病気やケガで病院にかかったときの医療費の自己負担を軽くする制度。出産手当金や傷病手当金など、収入が減ったときの保障もある
- 厚生年金:将来受け取る年金を、国民年金だけの場合より手厚くする制度。障害を負ったときの障害厚生年金もある
- 保険料は会社と本人が半分ずつ負担する(労使折半)ため、自分で全額を払う国民健康保険・国民年金より負担割合が軽くなることが多い
パート・アルバイトでも加入することがある
- 労働時間・労働日数がフルタイムの4分の3以上ある場合は加入が必要
- 従業員数が一定規模以上の会社では、週20時間以上・月収8.8万円以上などの条件を満たすと加入対象になる
- 「扶養に入ったままでいたい」と考えている場合は、この加入条件に達していないかを確認しておく必要がある
覚えておきたいこと。社会保険に入ると手取りは一時的に減りますが、傷病手当金や将来の年金額など、いざというときの保障が増えるという面もあります。損得だけで判断せず、保障の中身も含めて考えましょう。
自分の加入状況を確認する方法
- 給与明細の控除欄に「健康保険料」「厚生年金保険料」の記載があるかを確認する
- 会社から渡される「健康保険被保険者証」の有無を確認する
- 勤務時間・収入が変わったときは、加入条件に該当していないか会社の担当者に確認する
困ったときの相談先
- 年金事務所:厚生年金の加入状況や将来の年金見込み額について相談できます。
- 協会けんぽ・健康保険組合:健康保険の給付内容や手続きについて確認できます。
- 各自治体の女性相談窓口:働き方やお金の不安について幅広く相談できます。
- 法テラス(日本司法支援センター):無料の法律相談の入り口になります。