「妊娠がわかったけど、この働き方のままで大丈夫かな」「お金や手続きのことが不安で、誰に聞けばいいかわからない」——そう感じているなら、まずは使える公的なサポートを知っておきましょう。パート・派遣・契約・正社員・フリーランス、どんな働き方でも利用できる制度がいくつかあります。

健康保険に加入しているなら

健康保険(社会保険または国民健康保険)に加入していれば、出産に関わる費用をカバーする仕組みを使えます。

  • 出産育児一時金:健康保険から赤ちゃん1人につき一定額が支給されます。勤務先の社会保険でも、自分で入る国民健康保険でも対象です。
  • 出産手当金(社会保険加入者のみ):社会保険に加入していて、産休期間に仕事を休んでいる場合に支給されます。
  • 傷病手当金:妊娠・出産に伴う体調不良で仕事を休んだ場合にも相談できます。

手続きは加入している保険の窓口(健康保険組合や市区町村の国保担当)へ。仕事の内容を細かく説明しなくても手続きできます。

雇用保険の加入状況も確認しよう

週20時間以上勤務など一定の条件で働いていれば、雇用保険に加入できます。雇用保険に入っていれば、育児休業給付金を受給できる場合があります。

  • 加入しているかどうかは、給与明細や雇用契約書で確認できます
  • わからなければ、お住まいのハローワークで確認してもらえます

「自分には関係ない」と思い込まず、一度確認してみることをおすすめします。

母子健康手帳と妊婦健診費用の助成

妊娠がわかったら、住んでいる市区町村の窓口で母子健康手帳をもらいましょう。あわせて妊婦健診の費用助成券(受診票)も交付されます。

  • 妊婦健診の自己負担を軽減する助成制度が全市区町村にあります
  • もらいに行くのが難しい事情があれば、窓口に相談すると対応してもらえることがあります

困ったときの相談先

「どこに聞いたらいいかわからない」まま進めるのが一番不安になります。まず話を聞いてもらうことから始めてみてください。

  • 労働基準監督署:勤務先との関係(産休中の給与・解雇など)について相談できます
  • 法テラス(日本司法支援センター):契約やお金のトラブルについて無料で相談できます
  • 警察相談専用ダイヤル #9110:パートナーや関係者からの暴力・脅しがある場合の相談先です
  • 各自治体の女性相談窓口:妊娠・出産・経済的な不安をまとめて相談できます