「今月の明細、なんとなく合っている気がしない」。そんなふうに感じても、勤務先から渡された数字をそのまま信じるしかない、と思っていませんか。自分の手元にも記録があれば、確認したいときに落ち着いて見比べることができます。

何を記録しておくといいか

難しく考えなくて大丈夫です。まずはこれだけ押さえておきましょう。

  • 出勤した日付と時間(開始・終了)
  • その日の成果や件数(歩合・インセンティブに関わるもの)
  • 残業や早出の有無
  • その日の勤務で気になったこと

完璧な記録でなくても構いません。「残しておく習慣」があること自体が、あとで自分を助けてくれます。

続けやすい記録の方法

毎日きっちり書こうとすると続かないので、自分に合ったやり方を選びましょう。

  • スマホのメモアプリに日付ごとに書く
  • メッセージアプリの「自分だけのトーク」に送っておく
  • カレンダーアプリの予定欄に数字だけ入れる
  • 明細をもらったら写真で保存しておく

その日のうちに書くのが一番です。時間が経つと件数や状況の記憶はどんどん曖昧になっていきます。

明細と照らし合わせるとき

自分の記録と明細を並べて、金額や件数にずれがないか確認してみましょう。ずれがあっても、いきなり責めるような聞き方をせず、「確認したいので教えてください」と穏やかに尋ねれば十分です。

一度のずれなら計算違いかもしれませんが、同じような食い違いが何度も続く場合は、偶然では済まないこともあります。記録を取り始めた日から少しずつでいいので、続けていくうちに「いつも同じ項目でずれる」といった傾向が見えてくることもあります。

困ったときの相談先

記録を見比べても納得できないときは、一人で悩まず相談してみてください。

  • 労働基準監督署:給料の未払いや計算のトラブルを相談できます
  • 法テラス:契約や支払いに関する法的な相談を無料で案内しています
  • 警察相談専用ダイヤル #9110:強引な対応や不安を感じたときの相談先です。緊急時は110番を
  • 各自治体の女性相談窓口:お住まいの地域の相談窓口も頼ってください