退職した勤務先から源泉徴収票がもらえず、確定申告や転職先の年末調整で困っていませんか。「もう関わりたくないのに連絡しないといけないの」と気が重くなる気持ち、よくわかります。でも順番に動けば、ちゃんと解決できる問題です。
源泉徴収票は何に使うもの?
源泉徴収票は、1年間に支払われた給与と、そこから天引きされた所得税額が記載された書類です。次のような場面で必要になります。
- 確定申告をするとき(自分で税額を計算する材料になる)
- 転職先で年末調整を受けるとき
- 収入証明として賃貸契約やローン審査に使うとき
給与として支払われていた場合、勤務先には源泉徴収票を発行する法的な義務があります。「もう辞めた職場だから」「聞きづらいから」という理由であきらめる必要はありません。
発行してもらえないときのステップ
- まずは勤務先(給与の支払者)に、メールやメッセージなど記録が残る方法で発行を依頼する。電話だけだと「言った言わない」になりやすい
- 一定期間待っても反応がない場合は、依頼した日時と内容を記録に残しておく
- それでも発行されない場合は、所轄の税務署に相談する。税務署から支払者へ発行を促す指導をしてもらえることがある
- 支払われた金額や日付をメモ・アプリなどで自分でも記録しておくと、源泉徴収票が手元になくても確定申告の助けになる
業務委託扱いだった場合はどうなる?
給与ではなく「業務委託」「報酬」として支払われていた場合は、源泉徴収票ではなく「支払調書」が関係することがあります。ただし支払調書は本人への交付義務がない書類のため、発行されないこと自体は珍しくありません。この場合は、自分で保管している入金記録・レシートをもとに確定申告を進める方法が現実的です。
困ったときの相談先
書類がそろわないまま期限が近づくと焦ってしまいますが、一人で抱え込まなくて大丈夫です。
- 税務署:源泉徴収票が発行されないときの相談・指導を受けられます
- 労働基準監督署:給与の支払い自体に問題がある場合はこちらも相談先になります
- 法テラス:勤務先とのやり取りが難航している場合、無料の法律相談が受けられます
- 警察相談専用ダイヤル #9110:脅されるなど身の危険を感じるときの相談先です
- 各自治体の女性相談窓口:お金や書類の悩みも含めて幅広く相談できます