「貯金だけじゃ将来が不安」「NISAって聞くけど、なんだか難しそう」──収入に波がある働き方をしていると、こんなふうに感じることも多いのではないでしょうか。新NISAは、出た利益に税金がかからない国の制度で、少額から無理なく始められます。ここでは仕組みと始め方をやさしく紹介します。
新NISAとは
新NISAは、投資信託や株式などで得た利益(値上がり益・分配金)が非課税になる制度です。通常、投資の利益には約20%の税金がかかりますが、新NISAの枠内なら税金がかかりません。
- 年間の投資上限は「つみたて投資枠」120万円+「成長投資枠」240万円
- 非課税で保有できる期間の制限がなく、ずっと持ち続けられる
- 生涯にわたる非課税保有限度額は1,800万円
- いつでも引き出せる(iDeCoのように60歳まで縛られない)
いつでも引き出せる自由度の高さは、収入が不安定になりやすい働き方をしている人にとって特に安心できるポイントです。
始め方の基本
証券会社や銀行でNISA口座を開設すれば、誰でも利用できます。
- 証券会社(ネット証券が手数料が安い傾向)でNISA口座を開設する
- 毎月の積立額を無理のない範囲で設定する(月1,000円台から可能な会社も多い)
- 投資信託を選ぶ(インデックスファンドなど、値動きが比較的おだやかな商品から検討する人が多い)
- 一度設定すれば自動で積み立てられる
覚えておいてほしいこと。投資は元本が保証されているわけではなく、値下がりして損をする可能性もあります。生活費や当面の緊急資金は別に確保したうえで、余裕のある範囲で始めることが大切です。
無理なく続けるために
収入が変動しやすい働き方の場合、積立額を固定しすぎると生活が苦しくなることがあります。
- 毎月の積立額はいつでも変更・停止できることを覚えておく
- ボーナスや繁忙期の収入で無理に増額しない
- わからないことは金融機関の窓口や公的な相談先で確認する
- SNSの「必ず儲かる」といった投資話は信用しない
困ったときの相談先
お金の制度で迷ったときは、一人で抱え込まずに相談してみてください。
- 金融庁「基礎から学べる金融ガイド」・各証券会社の窓口:制度や商品についての一般的な質問ができます
- 法テラス(日本司法支援センター):契約や金融トラブルに関する法律的な疑問を相談できます
- 労働基準監督署:給料・働き方に関するトラブル全般の相談先です
- 警察相談専用ダイヤル #9110:投資詐欺など、トラブルに巻き込まれそうなときの相談窓口です
- 各自治体の女性相談窓口:お金や暮らしの悩みを幅広く相談できます