マイホームを買って初めての年末、会社から見慣れない書類と一緒に「住宅ローンの残高証明書を出してください」と言われて戸惑っていませんか。普段の年末調整とは違う記入欄が増えるだけで、身構えてしまう気持ちはよく分かります。仕組みさえ分かれば、記入そのものは難しくありません。
住宅ローン控除とは
- 住宅ローンを組んでマイホームを取得・リフォームした場合に、年末時点のローン残高に応じて所得税・住民税が軽減される制度です
- 控除を受けられるのは原則、入居した年から一定の年数の間です
- 1年目は自分で確定申告が必要ですが、2年目以降は年末調整だけで手続きが完了します
2年目以降に必要な書類
- 税務署から送られてくる「住宅借入金等特別控除申告書」(1年目の確定申告後にまとめて郵送されます)
- 借入先の金融機関が発行する「年末残高等証明書」
- どちらも1枚でも足りないと控除が受けられないため、届いたらまとめて保管しておきましょう
覚えておきたいこと。申告書は年数分がまとめて送られてくるため、その年の分だけ切り離して会社に提出します。他の年度の分を間違えて出してしまうミスが意外と多いので、年分の記載を必ず確認してください。
記入のポイント
- 申告書には金融機関の証明書に書かれている「年末残高」の数字をそのまま転記する
- 自分で計算し直す必要はなく、証明書の数字を正しく書き写せば十分
- 転職や住所変更があった年は、会社の担当者に早めに相談しておくとスムーズ
書類が届かない・紛失した場合
- 税務署への再発行の相談、または金融機関への残高証明書の再発行依頼で対応できます
- 年末調整に間に合わなければ、自分で確定申告をして控除を受けることも可能です
困ったときの相談先
- 労働基準監督署:年末調整の手続きをめぐる会社とのやり取りに不安があるときの相談先です。
- 法テラス(日本司法支援センター):無料の法律相談の入り口になります。
- 各自治体の女性相談窓口:お金や暮らしの不安を幅広く相談できます。
- 警察相談専用ダイヤル #9110:不審な勧誘や詐欺が疑われるときの相談先です。緊急時は110番を。