仲良くしていた職場の先輩や同僚から、急に「いい話がある」と食事や勉強会に誘われる。話を聞いてみたら商品やビジネスの紹介だった。断ったら関係が気まずくなりそうで、はっきり言えずにいませんか。職場での人間関係が絡むと、余計に断りづらく感じるものです。まずは落ち着いて、何が起きているのかを整理しましょう。
こんな誘われ方に注意
- 「絶対に儲かる」「今だけの特別な話」といった言葉で判断を急がせてくる
- 最初は商品や勉強会の話から入り、だんだん勧誘や契約の話に変わっていく
- 「あなたを紹介した人の成績にもなる」など、断ると相手に迷惑がかかるように感じさせてくる
こうした誘い方自体が、冷静に考える時間を奪うためのものだと知っておくだけでも、距離を置きやすくなります。
特定商取引法で守られていること
- 個人を勧誘して販売組織に参加させ、さらに人を紹介させていく取引には、法律上のルールがあります
- 契約内容の説明義務や、書面の交付義務が定められています
- 契約後の一定期間は、理由を問わず契約を解除できるクーリングオフの制度があります
覚えておきたいこと。すでに契約してしまった場合でも、条件を満たせばクーリングオフで取り消せることがあります。「もう遅い」とあきらめる前に、契約書の日付を確認しましょう。
断るときの伝え方
- 「興味がないので大丈夫です」と、理由を詳しく説明せずに繰り返し伝えて構いません
- その場で即答せず、「持ち帰って考えます」と言って距離を取る時間を作りましょう
- 職場での気まずさが心配なときは、業務に関係のない話として距離を置いてよい相談です
- 何度も誘われる、断っても連絡が続くという場合は、日時とやり取りの内容を記録しておくと後で相談しやすくなります
困ったときの相談先
- 労働基準監督署:勧誘が職場での立場を利用して行われている場合の相談窓口になり得ます。
- 法テラス(日本司法支援センター):契約トラブルに関する無料の法律相談の入り口です。
- 各自治体の女性相談窓口:職場の人間関係の悩みも含めて相談できます。
- 警察相談専用ダイヤル #9110:しつこい勧誘や身の危険を感じるときの相談先です。緊急時は110番を。