「言った・言わない」で揉めたとき、頼りになるのは記憶よりも残っているやり取りです。お給料のこと、罰金のこと、辞めたいと伝えたこと。あとから「そんな約束してない」と言われて悔しい思いをしないために、今日からできる準備があります。難しいことではないので、肩の力を抜いて読んでみてくださいね。
なぜ「証拠」が大事なの?
口約束は、本人同士が覚えていても、トラブルになると食い違いやすいものです。とくにお金や勤務条件の話は、文字で残っているかどうかで、あとの話し合いがまるで変わってきます。
- 給料・日払い・控除(罰金や送り、衣装代など)の金額や約束
- 「いつ辞める」「辞めさせてほしい」と伝えたやり取り
- シフトや勤務時間、ペナルティに関する説明
- 「お金は払う」「あとで返す」などの言葉
こうしたものが残っていれば、あなたの記憶を裏づけてくれます。
スクリーンショットの撮り方のコツ
ただ撮るだけでなく、「いつ・誰の・どの発言か」が分かる形で残すのがポイントです。
- 相手の名前(トーク相手名)が画面に映るように撮る
- 日付・時刻が分かる部分も一緒に写す
- 会話は途中で切らず、前後のつながりが分かるよう数枚に分けて連続で撮る
- 金額・約束など大事な発言は、その前後もセットで残す
- アカウント名やプロフィールが分かる画面も1枚撮っておく
スクショは加工せず、撮ったそのままを保存しておきましょう。
大切なのは「消されても困らないように、自分の手元にコピーを残しておく」こと。相手のアカウントやトークが消えても、あなたの保存分は残ります。
消える前に「バックアップ」しておく
トーク履歴は、相手のブロックや退会、あなたの機種変更で見られなくなることがあります。早めに二重で残しておくと安心です。
- スクショを、端末とは別の場所(クラウドや自分宛てのメール)にも保存する
- LINEのトーク履歴は、テキストとして書き出して保存しておく方法もある
- 録音・録画は、自分が当事者として会話する場面なら記録として残せる場合がある
- 大事なやり取りは、無理に消したり既読スルーで流したりしない
スマホひとつでできることばかりなので、不安なやり取りがあった日にこまめに残しておくのがおすすめです。
困ったときの相談先
ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。残した証拠を持って、専門の窓口に相談してみてください。
- 労働基準監督署:未払い給料・違法な天引き・働き方の問題など、労働に関する相談ができます
- 法テラス(日本司法支援センター):収入などの条件に応じて、無料の法律相談を受けられる場合があります
- 警察相談専用ダイヤル #9110:脅し・つきまといなど、事件か迷うトラブルの相談窓口です(緊急時は110番)
- 各自治体の女性相談窓口:お住まいの市区町村や都道府県が、女性向けの相談先を用意しています
具体的な対応は状況によって変わります。気になることがあれば、早めに弁護士や上記の窓口へ相談してくださいね。あなたが自分を守るための準備は、何ひとつ間違っていません。