扶養の範囲で働きたいけれど、いくらまでなら大丈夫なのか分かりにくい。「壁を超えると損する」と聞いて、シフトを増やすのをためらっていませんか。収入の壁にはいくつか種類があり、意味も違います。まずは全体像をつかんでおきましょう。

「壁」には種類がある

  • 税金の壁:自分に所得税がかかりはじめる収入のライン。これを超えると、超えた分に税がかかります
  • 社会保険の壁:自分で健康保険や年金に加入することになる収入のライン。手取りへの影響が大きいのはこちらです
  • 配偶者の控除に関する壁:パートナーの税金の負担が変わってくるライン

壁ごとに金額の目安は異なり、税制や制度の見直しで変わることがあります。最新の金額は、その年の情報を確認するのが確実です。

損得だけで決めなくていい

  • 社会保険に加入すると手取りは一時的に減ることがありますが、将来の年金や、病気・出産のときの保障が手厚くなる面もあります
  • 「壁を超えたら一気に損」とは限らず、働く時間を増やして手取りが増える場合もあります
  • 自分の家庭の状況によって最適な働き方は変わります

覚えておきたいこと。「壁」は超えてはいけない線ではなく、働き方を選ぶための目安です。数字だけでなく、将来の保障も含めて考えると選びやすくなります。

確認しておきたいポイント

  • 自分がどの壁を意識して働きたいのか
  • 今年の各制度の最新の金額の目安
  • パートナーの勤務先で受けられる手当や控除の条件

迷ったら、勤務先や自治体の窓口で最新の情報を確認しましょう。

困ったときの相談先

  • 税務署・自治体の税務窓口:所得税・住民税や扶養に関する相談ができます。
  • 年金事務所・協会けんぽなど:社会保険の加入条件を確認できます。
  • 各自治体の女性相談窓口:働き方やお金の悩みを幅広く相談できます。
  • 法テラス(日本司法支援センター):無料の法律相談の入り口になります。