仲のいい友人や家族から「保証人になってほしい」と頼まれると、断りにくくて困ってしまいますよね。関係を壊したくない気持ちと、自分の生活を守りたい気持ちの間で揺れている人も多いと思います。軽い気持ちで引き受けてしまい、後になって大きな負担を抱えてしまうケースもあります。まず知っておきたい保証人の仕組みを整理します。
保証人と連帯保証人の違い
- 保証人:借りた本人が支払えないときに、代わりに支払う責任を負う
- 連帯保証人:借りた本人とほぼ同じ責任を負い、「先に本人へ請求してほしい」と主張できない
- 家賃・奨学金・個人間の借金など、さまざまな契約で連帯保証人を求められることがある
引き受ける前に確認したいこと
- いくら、いつまでの借金・契約に対する保証なのか、金額と期間を明確にする
- 口約束ではなく、契約書に自分の署名・押印が必要になることを理解しておく
- 一度引き受けると、本人が返済できなくなったとき、自分の給料や財産に影響が及ぶ可能性がある
覚えておきたいこと。連帯保証人になることは「信頼の証」ではなく、法律上の重い責任を引き受けることです。断ることは薄情なことではありません。
断るときの伝え方
- 「自分の生活にも関わることだから、保証人にはなれない」と率直に伝えてよい
- その場で即答せず、「持ち帰って考えたい」と時間をもらう
- 保証会社を利用できないか、代わりの方法を一緒に探す提案をしてみる
すでにサインしてしまったとき
- 契約の内容や、取り消しできる余地がないか早めに確認する
- 消費生活センターや法テラスに、契約書を持って早めに相談する
- 本人の返済が滞っている場合は、請求が来る前に早めに動いたほうが選べる対応の幅が広がる
家族から頼まれたときに考えたいこと
- 断ることで一時的に気まずくなっても、自分の生活や信用を守ることを優先してよい
- どうしても支援したい場合は、保証人ではなく金額を決めた贈与や貸付など別の形を提案する
困ったときの相談先
- 労働基準監督署:勤務先がらみで保証を求められた場合の相談窓口になります。
- 法テラス(日本司法支援センター):無料の法律相談の入り口になります。
- 各自治体の女性相談窓口:暮らしやお金の悩みを幅広く相談できます。
- 警察相談専用ダイヤル #9110:脅されている、身の危険を感じるときの相談先です。緊急時は110番を。