「お給料が約束と違う」「やめたいのに高いお金を請求された」「身バレやトラブルがこわい」。そんなとき、ひとりで抱えこむと、どんどん不安が大きくなりますよね。でも、法律のプロに無料で相談できる場所が、ちゃんとあります。ここでは、弁護士や法テラスをこわがらずに使うコツを、やさしくお話しします。
まず知ってほしいこと
「弁護士に相談=高そう」「お店に知られたらどうしよう」と感じるかもしれません。でも、相談したことが勝手にお店や家族に伝わることはありません。弁護士には守秘義務があり、あなたの秘密を守る決まりになっています。
そして、お金がなくても相談できる仕組みがあります。その代表が、国が設けた**法テラス(日本司法支援センター)**です。一定の収入・資産の条件を満たせば、同じ問題について何回か無料で法律相談を受けられたり、弁護士費用を立て替えてもらえる制度もあります。
まずは「相談するだけ」で大丈夫。依頼するかどうか、お金を払うかどうかは、話を聞いてから自分で決められます。
相談前にそろえておくとよいもの
手ぶらでも相談はできますが、次のものがあると話がスムーズです。スマホの中にあるものだけでも十分なことが多いです。
- 雇用契約書・誓約書・店のルール表(写真でOK)
- 給料明細や、振り込み・天引きがわかるもの
- 出勤した日や時間がわかるメモ・LINEのやりとり
- 「いつ・誰に・何を言われたか」を時系列で書いたメモ
- 自分が困っていること・どうしたいかを一言でまとめたもの
無料相談を使う手順
- 法テラスの公式サイトや電話窓口から、相談を申し込む
- 収入や状況を伝え、無料相談(民事法律扶助)の対象か確認してもらう
- 予約した日に、上で用意した資料を持って相談する
- 弁護士に「これは請求できるのか」「次に何をすべきか」を聞く
- 必要なら、そのまま依頼や別の窓口の案内につなげてもらう
お給料の未払いや不当な天引きなど「働くこと」に関する悩みなら、労働基準監督署にも相談できます。匿名での問い合わせも可能なので、「まず聞いてみる」入口として使いやすい窓口です。
困ったときの相談先
ひとつに頼りきらず、内容に合わせて使い分けてみてください。どこも、あなたを責めるための場所ではありません。
- 法テラス(日本司法支援センター):無料法律相談や弁護士費用の立替制度。お金や契約、借金の悩みに。公式サイトや電話窓口から申し込めます。
- 労働基準監督署:給料未払い・長時間労働・不当な天引きなど、労働に関する相談。お住まいや勤務先の地域を担当する署へ。
- 警察相談専用ダイヤル #9110:すぐの事件ではないけれど不安・つきまとい・脅しなどの相談に。緊急のときは110番を。
- 各自治体の女性相談窓口:暮らしや安全、人間関係の悩みをまとめて聞いてくれます。お住まいの市区町村のサイトで「女性相談」と探してみてください。
「こんなことで相談していいのかな」と思うことこそ、早めに聞いてほしいことです。あなたには、自分を守るために使える制度があります。