上司から「辞めてくれないか」と繰り返し言われる。応じないと不利な扱いをほのめかされる。「自分で決めた方がいいのかな」と揺らいでしまいますよね。退職はあくまで本人の意思で決めるものです。まずは、どこからが行き過ぎた行為にあたるのかを知っておきましょう。
退職強要とみなされやすい行為
- 短期間に何度も呼び出され、繰り返し退職を迫られること
- 「辞めなければ懲戒処分にする」など、脅すような言い方をされること
- 大勢の前で辞めるよう迫られたり、長時間拘束されたりすること
会社が退職を勧めること自体は認められていますが、行き過ぎた説得や脅しは違法となる可能性があります。
対応の手順
- その場で即答せず、「持ち帰って考えます」と伝えて時間をもらいましょう
- 話し合いの日時・場所・言われた内容をその都度メモに残します
- 退職届はまだ出さず、自分の意思がはっきりするまで保留にします
覚えておきたいこと。一度「辞めます」と言ってしまっても、状況によっては撤回できる場合があります。まずは書面にサインせず、誰かに相談してから動くことが大切です。
確認しておきたいポイント
- 「退職勧奨」なのか「解雇」なのか、会社側の説明があいまいでないか
- 退職に同意する書類にまだ署名していないか
- 一人で抱え込まず、周囲や外部の窓口に状況を話せているか
急いで結論を出す必要はありません。落ち着いて確認する時間を確保しましょう。
困ったときの相談先
- 労働基準監督署:退職に関するトラブル全般を相談できます。
- 法テラス(日本司法支援センター):無料の法律相談の入り口になります。
- 各自治体の労働相談窓口:退職の進め方や対応方法を一緒に整理してくれます。
- 警察相談専用ダイヤル #9110:脅されている、身の危険を感じるときの相談先です。緊急時は110番を。