求人票で「フレックスタイム制」と書かれていても、実際どんな働き方になるのかイメージしづらいことはありませんか。始業・終業の時間を自分で決められると聞くと自由そうですが、しくみを知らないまま働き始めると、思っていた働き方と違って戸惑うこともあります。基本を押さえておきましょう。
フレックスタイム制のしくみ
- 一定期間(清算期間)の総労働時間があらかじめ決められている
- その範囲内で、日々の始業・終業の時刻を自分で決められる
- 「コアタイム」がある会社では、その時間帯だけは必ず勤務する必要がある
清算期間は1か月とする会社が多く、月単位で労働時間の過不足を調整するイメージです。似たしくみに「変形労働時間制」がありますが、こちらは始業・終業の時刻を会社側があらかじめ決める点でフレックスタイム制とは異なります。
導入されている会社で確認したいこと
- 清算期間は何か月で、総労働時間は何時間か
- コアタイムの有無と、その時間帯
- 総労働時間を超えた分・不足した分の扱い(残業代になるか、翌月に繰り越すか)
覚えておきたいこと。フレックスタイム制でも残業代がなくなるわけではありません。清算期間の総労働時間を超えて働いた分は、通常どおり残業代の対象になります。
トラブルを避けるための心がけ
- 自分の労働時間を毎日記録しておく
- コアタイムに遅刻・早退した場合の扱いを事前に確認する
- 会社の実態が制度どおりに運用されているか、様子を見ながら判断する
制度の説明だけでなく、実際に働いている人の声も聞けると、より安心して働き始められます。子どもの送り迎えや通院など、決まった時間に予定がある人にとっては使いやすい制度ですが、周囲との打ち合わせの時間が合わせにくくなることもあるため、チームでの働き方も含めて確認しておくとよいでしょう。
困ったときの相談先
- 労働基準監督署:労働時間の管理や残業代に関するトラブルを相談できます。
- 法テラス(日本司法支援センター):無料の法律相談の入り口になります。
- 警察相談専用ダイヤル #9110:脅されている、身の危険を感じるときの相談先です。緊急時は110番を。
- 各自治体の女性相談窓口:働き方やお金の悩みを幅広く相談できます。