急に通院日が決まったり、治療のスケジュールが読めなかったりして、仕事との両立に悩んでいませんか。不妊治療は精神的にも体力的にも負担が大きいうえ、周囲に理解されにくいという悩みを抱える人も多いものです。無理をしすぎず、使える制度を知っておきましょう。

知っておきたい制度

  • 会社によっては「不妊治療休暇」や特別休暇を独自に設けている場合があります。就業規則を確認してみましょう
  • 制度がない場合でも、有給休暇や時間単位の休暇制度を組み合わせて通院に充てることができます
  • 治療内容によっては傷病手当金の対象になることもあるため、加入している健康保険組合に確認すると安心です

職場への伝え方

  • 詳しい治療内容まで話す必要はありません。「通院で不定期にお休みをいただく可能性がある」と伝えるだけでも十分です
  • 直属の上司だけでなく、人事や産業保健スタッフに相談できる窓口があれば活用しましょう
  • 急な休みが増えることへの理解を得るために、業務の引き継ぎ方法を事前に決めておくと安心です

覚えておきたいこと。不妊治療をしながら働くことは、あなたのわがままではありません。両立を支える制度は年々整いつつあり、頼ってよいものです。

心の負担を減らすために

  • 治療がうまくいかない時期は、気持ちの浮き沈みが大きくなりやすいものです。一人で抱え込まないようにしましょう
  • 同じ経験を持つ人の相談窓口やコミュニティを頼るのも一つの方法です
  • パートナーや家族とも、通院のスケジュールや気持ちの面で共有しておくと負担が分散されます
  • 雇用形態がパート・派遣・契約社員であっても、通院への配慮を相談すること自体は何もおかしいことではありません

治療を続けるか、働き方を見直すかは、誰かに決められることではなく自分のペースで選んでよいことです。無理に両立を続けて心身を壊してしまう前に、休職や勤務時間の調整など、使える制度がないかを一度立ち止まって確認してみてください。

困ったときの相談先

  • 労働基準監督署:休暇取得や不利益な扱いに関する相談ができます。
  • 法テラス(日本司法支援センター):職場とのトラブルに発展した場合の法律相談の入り口です。
  • 各自治体の女性相談窓口:不妊治療と仕事の両立についての相談を受け付けている場合があります。
  • 警察相談専用ダイヤル #9110:身の危険を感じるトラブルに発展した場合の相談先です。緊急時は110番を。