同じ仕事をしているのに、正社員と自分の給料や手当に差がある。それって仕方のないことなのかな、と思ってしまうことはありませんか。実はその差に「不合理な理由」がある場合、法律上問題になることがあります。

同一労働同一賃金とはどんなルールか

  • 正社員とパート・契約社員・派遣社員との間で、仕事内容や責任の範囲が同じなら、不合理な待遇差を設けてはいけないというルールです
  • 基本給だけでなく、賞与・各種手当・福利厚生・教育訓練なども対象に含まれます
  • 「雇用形態が違うから」という理由だけでは、待遇差の説明にはなりません

待遇差が不合理でないか見るポイント

  • 仕事の内容、任されている責任の重さが正社員と同じかどうか
  • 転勤や配置転換の有無など、働き方の条件に違いがあるかどうか
  • 差の理由について、会社から具体的な説明を受けられるかどうか

覚えておきたいこと。パート・契約社員は会社に対して、正社員との待遇差の理由を説明するよう求めることができます。

説明を求めても納得できないとき

  • 自分の仕事内容と、比較したい正社員の仕事内容を書き出しておく
  • 給与明細・雇用契約書・就業規則を手元に保管する
  • 会社とのやり取りは日付とあわせてメモに残しておく

感覚だけで判断せず、仕事内容と待遇の対応関係を整理することが、次の一歩につながります。

困ったときの相談先

  • 労働基準監督署:待遇差や労働条件についての相談ができます。
  • 法テラス(日本司法支援センター):無料の法律相談の入り口になります。
  • 各自治体の女性相談窓口:働き方やお金の悩みを幅広く相談できます。
  • 警察相談専用ダイヤル #9110:脅されている、身の危険を感じるときの相談先です。緊急時は110番を。