「うちの会社の就業規則、見たことがない」という人は少なくありません。雇用契約書とは別に、職場全体のルールをまとめた大事な書類です。存在を知らないまま働き続けると、本来もらえるはずの手当や休みに気づけないこともあります。まずはどこにあるのか、確認するところから始めましょう。
就業規則でわかること
- 休日・休暇のルール:有給休暇の付与日数、慶弔休暇や特別休暇の有無
- 給与・賞与の決まり方:昇給の基準、賞与の計算方法や支給時期
- 懲戒のルール:どんな行為がどんな処分の対象になるか
- 退職・解雇の手続き:申し出の期限や、退職時に必要な流れ
会社は労働者が常時10人以上いる事業場では就業規則を作成し、労働者がいつでも見られる状態にしておく義務があります。
確認する方法
- 休憩室や社内ポータルに掲示・保管されていないか探してみる
- 見当たらないときは、人事や上司に「見せてほしい」と伝えてよい
- コピーが必要なときは、その場で理由を説明しなくても構わない
覚えておきたいこと。就業規則を見せてもらうことは、労働者に認められた当然の権利です。見せてもらえない・存在自体を隠される場合は、それ自体が確認すべきサインになります。
読むときに見ておきたい箇所
- 自分の雇用形態(パート・契約社員など)にも適用される規定かどうか
- 口頭で説明された条件と、書かれている内容が一致しているか
- 副業や兼業に関するルールの有無
- 育児・介護のための休業や、時短勤務に関する社内独自の制度の有無
内容がわかりにくいときは、無理に一人で読み解こうとせず、条文を書き写したりコピーを取ったりして、あとから落ち着いて確認できるようにしておくと安心です。窓口に相談するときも、手元に控えがあると話がスムーズに進みます。
困ったときの相談先
- 労働基準監督署:就業規則の作成・周知義務に関する相談ができます。
- 法テラス(日本司法支援センター):規則の内容に不安があるときの無料相談の入り口です。
- 各自治体の女性相談窓口:働き方やお金の悩みを幅広く相談できます。
- 警察相談専用ダイヤル #9110:脅されている、身の危険を感じるときの相談先です。緊急時は110番を。