子どもの世話をしながら、親の介護も同時にのしかかってくる。「どっちも中途半端になっている気がする」「このまま仕事を続けられる自信がない」——そんな重なった不安を抱えていませんか。ひとりで両方を完璧にこなそうとしなくて大丈夫です。
ダブルケアは特別なことではない
- 晩婚化・高齢化にともない、子育てと親族の介護が同時期に重なるケースは増えている
- 「自分だけがうまくやれていない」わけではなく、制度や働き方の見直しで負担を減らせる場面が多い
- 育児と介護、それぞれの支援制度は別々に用意されているので、両方を組み合わせて使える
働き方を見直すときの選択肢
- 勤務時間を短くする「短時間勤務制度」は、育児・介護どちらの理由でも申し出られる場合がある
- 介護休暇は通院の付き添いなど短期の用事にも使え、育児のための休暇と組み合わせて考えられる
- 在宅勤務やシフトの調整ができないか、雇用形態にかかわらず一度会社に相談してみる
覚えておきたいこと。制度は「知って、申し出た人」だけが使えます。会社が自動的に配慮してくれるとは限らないので、まずは今の状況を言葉にして伝えることが第一歩です。
一人で抱え込まないために
- 子育てと介護、それぞれ別の相談窓口があるので、どちらにも今の状況を伝えておく
- 家族・きょうだいと役割分担の話し合いを早めにしておくと、後の負担の感じ方が変わる
- ケアマネジャーや保育園・学校の担任など、すでにつながっている専門職にも「両方が重なっている」と伝えておくと、必要な支援につないでもらいやすくなる
- 「今は仕事のペースを落とす時期」と割り切ることも、決して後ろ向きな選択ではない
職場に伝えるときの伝え方
- 育児と介護のどちらか一方だけを伝えるより、両方が同時期に重なっていることを最初にまとめて伝えたほうが、必要な配慮が伝わりやすい
- 「いつまで続くか分からない」状況でも、今分かっている範囲のスケジュールだけ先に共有し、変化があれば都度伝え直すと双方の負担が減る
困ったときの相談先
- 労働基準監督署:短時間勤務や休暇制度の利用をめぐる会社とのトラブルを相談できます。
- 法テラス(日本司法支援センター):無料の法律相談の入り口になります。
- 警察相談専用ダイヤル #9110:身の危険を感じるときの相談先です。緊急時は110番を。
- 各自治体の女性相談窓口:子育てや介護、仕事の悩みを幅広く相談できます。