派遣という働き方は、契約の内容や待遇が分かりにくく感じることも多いと思います。「これって普通なの?」と不安になったとき、まず知っておきたい権利をまとめました。
派遣で働く人にも保障される権利
- 労働者派遣法により、派遣元(派遣会社)と派遣先の両方に果たすべき義務がある
- 同一労働同一賃金のルールにより、正社員と同じ仕事をしているのに待遇に不合理な差があってはならない
- 派遣先が変わっても雇用主は派遣元であり、給与・社会保険の手続きは派遣元が担う
「派遣だから仕方ない」と思われがちな待遇差も、法律上は説明を求める権利があります。
覚えておきたいこと。派遣先から急に「もう来なくていい」と言われても、契約期間中の一方的な打ち切りは原則として認められません。まず契約書の内容を確認しましょう。
契約期間や更新で確認したいこと
- 就業条件明示書に記載された契約期間・業務内容・就業場所が、実際の働き方と合っているか
- 同じ派遣先で3年を超えて働く場合、抵触日(派遣期間の上限)がいつかを派遣元に確認しているか
- 契約終了の通知が、契約書に定められた期間より前に来ていないか
待遇について困ったとき
- 「同じ仕事なのに時給が低い」など待遇差を感じたら、派遣元に説明を求めることができる
- 派遣先の指揮命令者の言動で困っていることは、派遣元の担当者にも共有しておく
- 突然の契約打ち切りを告げられたら、その理由と契約書の内容を照らし合わせる
- 交通費や社会保険の扱いについても、契約時の説明と実際の運用にずれがないか確認する
やり取りの記録を残しておくことが、困ったときに自分を守る力になります。「派遣だから」と諦める前に、まずは事実を整理してみましょう。
困ったときの相談先
- 労働基準監督署:契約や待遇に関するトラブルを相談できます。
- 法テラス(日本司法支援センター):無料の法律相談の入り口になります。弁護士紹介も可能です。
- 警察相談専用ダイヤル #9110:脅されている、身の危険を感じるときの相談先です。緊急時は110番を。
- 各自治体の女性相談窓口:働き方やお金の悩みを気持ちの面から聞いてもらえます。