「勤務先のホームページやSNSに、自分の写真や名前がまだ残っている…」そう気づいたとき、胸がぎゅっとなりますよね。消してほしいのに、どう伝えればいいか分からなくて、そのまま放っておいてしまう人も多いんです。でも大丈夫。きちんと文章にして伝えれば、削除してもらえることはたくさんあります。ここでは、そのまま使える削除依頼メールのテンプレと、送るときのコツをやさしくまとめました。
送る前に準備しておくこと
あわてて送るより、少しだけ準備しておくとスムーズです。次の3つをそろえておきましょう。
- 消してほしい情報が載っているURLやページ名(スクリーンショットも撮っておくと安心)
- 自分の情報だと分かる掲載場所や掲載時期
- やり取りが残るメールやメッセージで送る(電話より証拠が残ります)
掲載場所がいくつもある場合は、リストにして全部書いておくと、見落とされにくくなります。あとで「掲載していない」「もう消した」と言われたときのために、日時が残るスクリーンショットを手元に保存しておくことも大切です。
削除依頼は「お願い」ではなく「正当な権利」です。自分の情報をどう扱うかを決められるのは、ほかでもないあなた自身です。
そのまま使えるテンプレ
丁寧すぎるくらいで大丈夫。感情的にならず、事実と希望を淡々と伝えるのがコツです。
件名:掲載情報の削除のお願い
ご担当者さま
お世話になっております。〇〇と申します。
貴社のホームページおよびSNSに掲載されている私の写真・情報について、
削除をお願いしたくご連絡しました。
【該当箇所】
・URL:〇〇〇〇
・掲載ページ:プロフィール写真 など
退職後(または現在)も掲載が続いており、
プライバシー保護の観点から、すべて削除していただけますようお願いいたします。
〇月〇日までにご対応いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
〇〇(連絡用の名前)
期限を入れておくと、対応が後回しにされにくくなります。「〇日まで」と区切ることは、わがままではありません。送った日から1〜2週間程度を目安にするとよいでしょう。
返事がこない・断られたとき
送っても無視されたり、「契約だから消せない」と言われることもあります。そんなときも、あきらめなくて大丈夫です。
- 同じ内容をもう一度送り、「ご返信がないため再送します」と一言添える
- 検索エンジンやSNSの運営側に削除申請する(多くのサービスに窓口があります)
- 契約書に「写真・情報の扱い」がどう書かれているか確認する
仮に契約書に何か書かれていても、あなたのプライバシーや肖像に関わる権利は法律で守られています。「契約したから諦めなければ」と思い込まず、まずは専門家に状況を話してみてください。
困ったときの相談先
うまく進まないときは、専門の窓口に相談するのがいちばんの近道です。無料で使えるところもたくさんあります。
- 法テラス(日本司法支援センター):無料の法律相談が受けられ、状況に合った手続きを案内してくれます。
- 警察相談専用ダイヤル #9110:トラブルや不安なことを、緊急でなくても相談できます。
- 労働基準監督署:契約や働き方に関わる問題があるときの相談先です。
- 各自治体の女性相談窓口:お住まいの市区町村にある相談窓口で、安心して話を聞いてもらえます。
一人で全部解決しようとしなくていいんです。助けを求めることは、あなたが自分を守ろうとしている証拠です。一歩ずつで大丈夫ですよ。