契約を結んだときのことなんて、もう覚えていないくらい前のこと。そんな中で「契約は自動更新されているので、今は解約できません」と言われたら、驚いてしまいますよね。よくわからないまま従うしかないと思っていませんか。まず落ち着いて、契約の中身を確認してみましょう。
自動更新条項とは
- 契約期間が終わる前に何もしなければ、同じ条件で契約が自動的に延長される仕組み
- 「更新拒否は期間満了の◯日前までに申し出ること」といった条件がセットになっていることが多い
- 気づかないうちに何度も更新され、「もう何年も契約が続いている」という状態になることもある
なぜ見落としやすいのか
契約書にサインをするとき、最初の勤務条件や報酬に目が行きがちで、更新に関する条項まで細かく読まないことは珍しくありません。契約書は文字が小さく、専門的な言い回しも多いため、後から見返しても分かりにくいものです。
気づいたときにまず確認すること
- 契約書を手元に用意し、更新に関する条文を探す
- 更新を拒否できる期限がいつまでか確認する
- 期限を過ぎていても、更新拒否の意思を伝えることで解約できる場合がある
覚えておいてほしいこと。自動更新条項があっても、あなたが働き続けることを強制する権利まで勤務先にあるわけではありません。退職の自由は法律で守られています。
「もう更新されたから辞められない」と言われたら
自動更新は契約の条件についての取り決めであって、あなたの退職の自由を奪うものではありません。「契約が残っているから辞められない」という言い方をされても、実際にはやむを得ない理由がなくても退職を申し出ることはできます。不安なときは、契約書のコピーを持って専門家に相談してみてください。
困ったときの相談先
- 労働基準監督署:契約や退職に関する労働トラブルを相談できます。
- 法テラス:契約書の内容や解約方法について無料で法律相談ができます。
- 警察相談専用ダイヤル #9110:脅されている、不安を感じるときの相談先です。
- 各自治体の女性相談窓口:契約の悩みも含めて話を聞いてくれます。